何もない夜に何かある気がして。
もう春です。
桜が咲いてます、やばいです。
桜は咲くまですごく長く感じるのに、
咲いたら一瞬で散っていく。
咲き誇る時間が短すぎる。
でもその一瞬さが、儚さが良いと皆言う。
永遠はないし、あっても困ると思う。
だって今が最高なら今後、最高は訪れるの?
常に更新していってほしいよ。
でもそれでも変わらないでほしいものが、
やはり沢山あるんだよなぁ。
無い物ねだりでワガママで往生際が悪いね。
変わることが怖いと、最近すごく思う。
でも変わっていきたいという、葛藤もある。
今が楽しくて気楽でサイコーで
この場所から動いたその先に
幸せになる保証はどこにもなくて。
それでも動かざるを得ない時が
必ず訪れるんだよ。
幼さがまだ残る価値観の真ん中にあたしは
まだ腰をかけている。
それを苦しく思う時がある。
早く行けよ進めよってどんどん急かされる。
待って待ってって言ってるうちに
躓いて泣き出してしまうのは明白で。
そもそもなんであたしは変わりたいんやろ?
好きな人に見合うようになりたいとか、
支えになりたいとか、
友達の人生を指南できるぐらい
いろんな価値観を持ち合わせたいとか、
仕事でいい評価をもらいたいとか。
まぁ色々あるんやろうけど。
煮詰めて煮詰めて、全部綺麗で
美味しそうになれば良いのにな。
いちごジャムやマーマレードみたいに。
夜にだって良い答えを導き出せるって
あたしは信じているよ。
朝の日差しの中じゃなくても。
あたしを変えてくれる何かを待つんじゃあ、
いつになったら進化するか分かんないよね。
自分で探すよ。思ったより近くにあるはず。
とりあえず、好きな人の腕の中で
あっためられながら孵化を待ちたい。
春の夜は、まだ寒いからね。